パヴァロッティ

久しぶりに映画を観てきた。

パヴァロッティ 太陽のテノール

 

すごくすごく良かった。

DOLBY ATMOS とかいう、音響の良いので見れたのもほんまにラッキー。

 

声、歌は、もちろん魅力的で引き込まれる。

でも、パヴァロッティの「人」に魅了された。

可愛らしくて、とってもチャーミングな方。

笑顔も、服装も、話し方も。

「彼の短所はそのまま彼の魅力」って言ってる人もいた。

 

愛人、前妻、最後の妻と、彼と関わった3人の女性がでてくる。

そりゃまぁ、渦中の時は色々と大変だったろう。

それでも、この映画の中で3人ともパヴァロッティのことを話すんやもん。

愛されてたんだねぇ。

最後の奥さん、30歳以上も離れてて、

まだ前妻と離婚もしていないときに世間にばれちゃって。

叩かれたりもして、辛い時もあったんだろうな。

でも、「恋してしまったから」みたいなことをパヴァロッティは言ってた。

 

人間、間違いを起こさず、迷惑かけずにやっていくのに越したことはない。

それでも、どうしてもそうせざるを得ないときってあると思う。

そんなとき、それによって自分の身に降りかかってくることを

自分のこととして受け止め、他人のせいにせず、

そのうえで自分の人生を生きていく。

そしてそれを歌に還元していく。

 

「好きなものを好き」と、自分をもっていたパヴァロッティだから

きっと人を魅了する歌い手になったんだろうなぁって思った。

声が良いだけでは、ここまで惹きつけられないと思う。

子供みたいに透明で、素直で、明るくて、そういう人だったんだろうな。

 

 

イタリア人の人生観を表した言葉に

『Mangiare, cantare, amare(マンジャーレ・カンターレ・アマーレ)』

っていうのがあるらしい。

「食べること、歌うこと、愛すること」っていう意味。

いいな、これ。

アタシもこれからは、これでいってみよーー!!(笑)

 

 

練習しようと思ってる曲を、YouTubeで聴いてた。

知らずに聴いていたその歌い手さんは、パヴァロッティの愛人さんだった。

びっくりした。

 

歌もクラリネットも、楽しみながら続けていこう~。

楽しもうとしなくても、楽しいねんけどね。